ブラジリアン柔術とは
ブラジリアン柔術とは、柔道が立ち技メインであるならば、寝技がメインの武術(格闘技)です。
通説では、日本からブラジルへ伝わりで独自の進化を遂げ、護身術や競技として世界的に広まりました。相手を傷つけることなく、関節技や締め技でコントロールすることができるため、世界中の法執行機関や軍隊でも取り入れられている格闘技です。
詳しく知りたい方は下記リンクへお進みください。

ブラジリアン柔術をやっている有名人
1.岡田准一さん
柔術をやっている有名人と言ったら、まず一番に上がってくるのが「岡田准一」さんです。
2023年8月には、ラスベガスで開催されたブラジリアン柔術の世界大会「ワールドマスター柔術選手権2023」に出場し、初戦を突破したことでも話題になりました。
最近では、2025年3月頃に、TBS系「情熱大陸」で2週連続で岡田さんが柔術を行っている姿が放送され、黒帯を授与された際の様子が放送されていました。
岡田さんが通われている柔術ジムのインスタグラムには、岡田さんが黒帯になられた際のスピーチが記載されています。そこには、柔術がどんなもので、何が魅力的で6年間もの間続けてこられたのかが載せられていますので是非閲覧していただきたいです。(※引用したかったのですが、引用はNGとの記載がありましたので紹介だけさせていただきました。)
2.玉木宏さん

次に俳優の「玉木宏さん」です。
玉木さんは岡田准一さんと共にラスベガスで開催されたブラジリアン柔術の世界大会「ワールドマスター柔術選手権2023」へ出場したことで大きな話題を呼びました。
玉木さんは柔術の帯は様々なSNSから「紫帯」と判明しています。
柔術の帯は、白 ⇒ 青 ⇒ 紫 ⇒ 茶 ⇒ 黒
となるので、実力者であることは間違いありません。ただ岡田さんのような黒帯と比べると成長の幅はまだまだあるのかなという感覚です。
玉木さんは柔術について、柔術を通じて「負けを知ることの大切さ」を学んだと語っています。これには俳優だったり人生で勝ち続けることは不可能であり、負けを知るということが大きな財産であるということを仰っていました。
玉木さんが通われている道場は岡田さんと一緒に大会に出ていたり、道着のパッチにも「Carpe Diem BJJ Hiroo」との記載があることから一緒の道場に通われている可能性が高いですね。
3.ガリットチュウ福島さん
次に柔術芸人といったら「ガリットチュウ福島」さんです。
福島さんは、European柔術選手権という国際大会において、紫帯ライト級(体重76キログラム以下)マスター4(年齢46歳から50歳)の部門において 5試合を勝ち抜き、優勝 するほどの実力者です。
もともと怪力芸人としての呼び名が高かった福島さんですが、仕事上時間が出来たり、健康上の問題を抱えていた際に寝技の格闘技イベントを見たことが柔術を始めるきっかけになったそうです。
福島さんは柔術を始めてから、体重が108kgから75kgへと激減しているそうで、柔術の運動量の多さ、健康面へのメリットもうかがえるものになっています。
4.Mark Zuckerbergマークザッカーバーグ
次に、メタの創始者で世界中の誰もが知る「マーク・ザッカーバーグ」さんです。
マーク・ザッカーバーグさんは、もともとサーフィンを趣味にしていたようですが、サーフィン仲間から柔術の存在を教えられハマっていったそうです。
ザッカーバーグさんは柔術について聞かれた際、「信じられないことに、これは本当に最高のスポーツなんです」、「最初の練習セッション、たった5分で、どうしてもっと早く知らなかったんだろうって思ったんです」と語ったそうです。
ザッカーバーグさんは、柔術大会にも出場されており、2023年5月、柔術シリコンバレー大会に出場し、マスター1(30歳から35歳まで)のライトフェザー級(約67.5kg)級で優勝しています。
大会には、ミドルネームで出場したという話もあり、柔術へ取り組みがどれだけ本気かが伺えますね。
また、ザッカーバーグさんは柔術を単なる運動としてではなく、ストレスを軽減し、集中力を高め、精神を鍛える方法でもあると考えていることから、やはり柔術は健康的になるだけでなく、ストレス発散など多くのメリットがあることが伺えます。
5.Tom Hardyトム・ハーディ
次に紹介するのは、ヴェノムやダークナイト・ライジングのヴェイン役で知られる「トム・ハーディ」さんです。
トム・ハーディさんも精力的に試合に出場しているようで、本人のインスタグラムにはRenzo Gracieアカデミーというジムで練習する姿が多く投稿されています。
トム・ハーディさんは、現在「紫帯」を巻いているそうで、大会で優勝もされているそうなのでかなりの実力者であることは間違いありません。
6.Keanu Reevesキアヌリーブス
次に紹介するのはマトリックス、ジョン・ウィックシリーズでおなじみの「キアヌリーブス」さんです。
キアヌリーブスさんは、大会等に出ている情報はないものの、アクションの練習として柔術を積極的に取り入れているようです。
ジョンウィックの撮影トレーニングのため積極的に練習に取り組み、映像を見る限り撮影用の範疇はしっかり超えて柔術をしているように見えます。(https://youtu.be/Ip2tNK0Zq1A)
また、「訓練に没頭すればするほど、普通の生活から離れていくけど、その集中が楽しい。物ごとに没頭するのが好きで、身体を動かすのが楽しいんだ。」と発言しており、映画のために 4か月間、毎日数時間の柔術&柔道トレーニング を積み重ねたといわれています。
この努力によってジョン・ウィックの戦闘スタイルは、銃撃戦や柔術・柔道の投げ技・関節技などの要素を組み合わせた、まさに“実戦”のような映画になっていたことに感動です。
7.蒼瀬くるみ さん
最後に紹介するのはモデル、タレント、総合格闘技団体RIZINアンバサダーを務めている「蒼瀬くるみ」さんです。
くるみさんは自身のインスタグラムで柔術の青帯になったことを報告しつつ、柔術が楽しく初めて続けられた習い事であることを記載しています。
また、RIZINガールを務めていたあきぴさんとのスパーリング動画を上げていました。
その他にもタレント、女優 、元ラウンドガールの肩書を持つ「川村那月」さんとのグラップリングワンマッチの試合動画もありました。
以上の動画を見る限り、しっかりと練習をやり込んでいることが分かると思います。
ちなみに、柔術の青帯になるためには少なくとも1年、一般的であれば2年程度はかかるといわれていますので、くるみさんがどれほどの期間真剣に柔術と向き合ってきたのかが帯色で分かりますね。
なぜ、現代でブラジリアン柔術が流行っているのか。
1. 誰もが楽しめる「動くチェス」としての奥深さ
柔術の魅力は、何と言ってもその戦略性の高さにあります。力ではなく、いかに相手のバランスを崩し、タイミングをつかんで関節を極める若しくは締め上げるか。まるで将棋やチェスのように、先を読み、様々な技を組み合わせてた攻防をしていきます。
僕はもともと空手を小学生の頃にやっていたので、最初は「パワーが正義だろ。小柄な人間には何があっても負けない。」と全く根拠のない自信を持っていました。
でも、いざ柔術をやってみると、全く勝てません。体重も軽くて、自分よりも年齢が上の方々に勝てないのです。これこそ柔術=技術なのでしょう。
また年齢や体力に関係なく、誰もが自分のペースで上達できる。この奥深さも、多くの人を夢中にさせている理由なのでしょう。
2. 全身運動で心身ともにデトックス!
柔術は、全身を使うスポーツです。
普段使わない筋肉を刺激し、汗をかくことで、日頃のストレスも一気に吹き飛びます。僕も柔術を始めてから、もやもやとした気持ちと共に、肩こりや腰痛が劇的に改善しました。
そして、全力で柔術に取り組むことにより、頭がすっきりして精神的にすごく安定したきがします。
仕事で疲れていても、道場に行けば練習仲間に会えて、身体を動かし、練習が終わるころには気がつけば心も体もスッキリしています。
私が思う究極のストレス解消法と言えるでしょう。
3. 共通の趣味を持つ仲間との出会い
柔術の道場には、様々な立場の人が集まります。
会社員、学生、経営者、主婦の方々まで、年齢も職業もバラバラです。しかし、柔術という共通の趣味があり組み合うことで物理的な距離が縮まります。だからこそ、すぐに打ち解け、仲間ができるのも魅力です。
僕も道場でたくさんの素晴らしい仲間と出会い、柔術以外の話でも盛り上がったり、一緒にご飯を食べに行ったり、サウナへ行くこともよくあります。
海外では「おじさんの社交場」「家族ぐるみの趣味」としても定着しています。(日本でも少しずつではありますが、浸透してるのは感じます。)
綺麗ごとではなく、柔術は、人生を豊かにしてくれる競技だと私は思っています。
4. 「護身術」としての実用性
柔術は、冒頭で書いたように護身術としても非常に優れています。
いざという時に自分や大切な人を守れる力を身につけられるというのも、柔術が選ばれる理由の一つです。
現代では移民政策やインバウンドで外国人の方々が事件を起こしたりするニュースがよく流れています。
そんな不安を少しでも解消するために護身術として身に着けることも悪くないと思います。
本当に危ない状況の時は逃げるのが第一ですが、自分の力量をわかっていれば、無駄な戦いはせず安全第一でその場を切り抜けれる可能性が上がります。
もちろん、普段の生活で使う機会はほとんどありませんが、「いざという時」に備えられるという安心感は、精神的な自信にも繋がります。
5.打撃がないため怪我のリスクが比較的低い
40代、50代で始める人も少なくないのが柔術です。格闘技であって相手がいる以上ケガが全くないというのは嘘になりますが、「やさしい格闘技」として人気は急上昇中です!!
まとめ 【柔術は令和時代のリアルな武道!】
【こんな人に柔術がおススメ!!】
- 強くなりたい
- 肉体(ボディ)を変えたい
- 護身術を身に付けたい
- 運動不足を解消したい
- ダイエットをしたい
- 新しいことに挑戦したい
- フィットネスジムでは物足りない
- 趣味を通じた仲間を増やしたい
こんなことを少しでも思った方がいるのであれば、近くの柔術道場をネットで探して見てみることをお勧めします。
最近の道場は清潔でシャワー室がついているところも多々あります。
また、女性も少なからずいると思います(ジムによってばらつきはありますが・・・)。
私は柔術を初めて生活が豊かになりました。
全く知らない世界で仕事をする人たちと組み合って、熱い話をして、ご飯を食べてお風呂に行って、県外へ泊りで大会へ行ったりと・・・。
人生の価値観感を変えてくれたスポーツです。
なので少しでも興味がある方は、今日が一番若い日です。
一歩踏み出して【柔術】をやってみませんか?
思っているよりハマりますよ!!!
拝読ありがとうございました。
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